じぶ煮
じぶ煮は加賀キリシタンが伝えたという説のほかに、冶部左衛門という人が朝鮮半島から伝えたという説もあるそうですね。それから、じぶじぶと煮るのでじぶ煮という説もあるとか。
■材料■

たけのこ、しいたけ、すだれふ、もちふ、鶏肉(かも)、片栗粉、みつば(せり)、
わさび、醤油、砂糖、みりん

■作り方■
1) 鶏肉(鴨肉・鰤でも)を大きめにそぎぎりし、醤油・砂糖で下味をつけます。
2) 鍋にすだれ麩、生しいたけ、筍などいれを醤油・砂糖・だし汁で煮ます。
3) 1) に小麦粉か片栗粉をまぶし、2) に加えことこと煮ます。
4) 法蓮草を茹で、すだれできゅっと締め、程よい長さに切りそろえます。
5) 深さのある器に盛り付け、甘辛い煮汁をひたひたにかけ、おろしたわさびを添えます。煮汁でわさびをときながら食べます。
甘辛さとわさびがベストマッチ。季節折々の風物をかたちどった美しい生麩を使用するとおもてなし料理風になります。
金沢では、しぶ煮椀というじぶ煮用のお椀が使用されていますが、少々深さのある器であればどんなものでも宜しいと思います。
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